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​2017/2/16更新

黒澤明監督の映画「七人の侍」になぞらえた” The Seven Samurai of Systems Engineering”というタイトルの論文が発表され、2004年のINCOSE Best Paperに選ばれるなど話題になりました。

この論文ではシステムズ・エンジニアリングを行うために理解しておくべき7つのシステムがあると説明しています。

まず前提となるシステム(S1)があります。そこには、これから解決しようとしている問題 (P1)があります。
システムズ・エンジニアは問題(P1)の解決策になるシステム(S2)を考えます。
システム(S2)を開発するために設計し、実装し、テストし、運用します。これもシステム(S3)です。
当初考えていたシステム(S2)は開発が完了するとシステム(S4)になります。
新たなシステム(S4)が導入されたシステム(S1)も当初とは違ったシステム(S1’)になります。
システム(S4)を運用するにあたって、他のシステム(S5)と協調することがあります。
もちろん、システム(S4)にはカスタマーサポートや保守、すべてを動かす電気も必要です。これらを支えるシステム(S6)があります。
システム(S4)によって問題(P1)は解消するかもしれませんが、また違った問題(P2)を引きこすことがあります。
同じく問題(P1)を解決するシステム(S7)、つまりシステム(S4)と競合になるものもあります。

​そして、これらの相互の関係に注目し、最もよい解決策を検討するように薦めています。

​システム思考

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