top of page

言語とツール

​2017/5/11更新

ここまでプロセスと方法論について説明しましたが、関連するトピックスから説明を補足します。

言語

MBSEといえばSysMLというイメージがあるようですが、SysMLは言語、つまり物事を表現するルールです。日本語が分かるからといって仕事ができる訳ではありません。どういうプロセスで、どういう方法論で仕事をするかが分かるからこそ、仕事ができるようになります。

方法論で紹介したArcadiaでは図を作成するガイドが示されますが、その図はSysML相当のことができる図であって、そのままSysMLではありません。

チームの全員にとって、その言語が必要で、誤解なく理解できることがポイントです。

ツール

ツールはMBSE、またはSEをサポートするものです。例えば、ある対象について構造を表現する場面もあれば、振る舞いを表現する場面もあります。異なる図に配置された同じ対象のデータを編集したときに、全ての編集がまとめられることが望ましいです。データが別々に管理され、こちらを編集したときは、あちらも編集する必要がある、などのようになっていると手間も掛かりますし、編集を忘れてしまったりします。

ここで、MagicDrawを紹介します。

MagicDrawはUML、SysML、BPMN、UPDMなどに準拠したモデリングツールです。SysMLではパッケージ図、ユースケース図、シーケンス図、ステートマシン図、ブロック定義図、内部ブロック図、アクティビティ図、要求図、パラメトリック図を書くことができます。データはプロジェクト内で統合して管理され、同じデータを異なる図に配置するなど、ユーザはツールならではのサポートを多く得ることができます。

ツールを提供しているNoMagic社はMagic Gridという図の作成ガイドを示しています。これは方法論にあたります。

bottom of page